(すわじんじゃ)
諏訪神社
秩父郡小鹿野町伊豆沢1959

毎年二月十一日的矢の神事

伊豆沢上郷・中郷の鎮守として祀られ、寛永年間(1624-1643) に信濃から勧請したと伝わる。本殿は、桁行98.0p、梁間81.0p、板葺きの一間社流れ造りの社殿である。細部に中世末の唐様の手法を残している点は秩父地方では類例が少なく貴重なものである。江戸時代初期の建造と推定される。
小鹿野町指定有形文化財(建造物) 昭和63年2月22日指定

埼玉県選択無形民俗文化財(平成9年3月18日選択)
伊豆沢の天気占い
弓矢を使って的にあたった状態で天候や作柄を占う行事は「オピシャ(奉射・飛射)」とよばれ、県東部を中心に二百数十か所に伝わる。このうち秩父地方には、両神の「出原の天気占い」(県指定無形民俗文化財)と「伊豆沢の天気占い」の2例がある。伊豆沢の天気占いの起源は明らかではないが、言い伝えでは江戸時代までさかのぼるものとされる。この行事は、ユミマトと呼ばれ伊豆沢上郷沢浦にある諏訪神社の神事として行われ、神社の祭典は2月10日に行われるが、天気占いは、参拝者の多い翌2月11日(建国記念日)の文殊堂の縁日に行われる。
天気占いの行事は、2月初めに篠竹や桃の枝を切り、弓矢を作ることから始まる。宮元と呼ばれる行事を専門に執り行う3軒の家が中心となり、先祖から伝えられたとおりの方法で弓矢作りが行われる。祭りまでに的作り、的を置く2本の杉にしめ縄を張ったり、轤を立てる等様々な準備がある。
文殊堂の縁日には、本尊の文殊菩薩の前で大般若経六百巻の転読も行われ、お札を受けたり、祈願や福引きなど大勢の人々で賑わう。天気占いは午後3時頃しめ杉のある沢の対岸で行われ、3人の宮元が交互に射る矢で12ヶ月の天候を占う。的の黒い部分に当たった月は雨が多く、白い部分には晴れが多く、的から外れた月は風が強かったり異常な天気が多いというように占われる。
(昭和37年9月20日 小鹿野町指定無形民俗文化財「的矢の神事」)

境内に文殊堂がある。

【ブログ記事】
境内風景
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伊豆沢の天気占い
'08 2/13



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